ストーリー– category –
-
第5話 排卵日の特定
人工受精が始まった。まず排卵日を特定しないといけないので、生理が始まって2週間後に病院でホルモン値を検査する。ホルモン値は血液検査で行う。当然生理から2週間後ではまだ排卵日まで同じく2週間ほどあるわけで、その時点では到底排卵日を特定は... -
第4話 2つの試練
子供を作ろうと思い、一般的な方法をとってみた。ただ実際なかなかうまくいかなかった。朝陽が差し込み日が沈む時間を確実に紡ぐかのように、正確すぎるほど正確に28日周期で生理はやってくる。生理周期が安定しているということは健康な女子である証拠... -
第3話 子供が欲しいかどうか。
卵巣嚢腫の治療をどうするか。ホルモン療法か、手術をするか。 私は薬をあまり飲んでこなかったというか、自分は薬には弱いと勝手に思っている。まわりの人はホルモン療法という意見が多かった印象だけど、ホルモン剤なんて飲んだら、私の体はどうなる... -
第2話 意外といる。
卵巣嚢腫と診断され、その日は会社を休んだものの、ずっと休んでもいられないわけで翌日には出勤することにした。いつものエレベーターにのり、7階まであがっていく。エレベーターは混んでいるが、もう貧血も治っているしで、特に気分が悪くなることも... -
第1話 お腹が痛い!
お腹が痛い! 痛い痛い痛い! もうじき春がこようかと、そろそろクロッカスなんかも咲き始めるかという冬のおわりの日曜日。急な腹痛に襲われた。下痢かな?とトイレにいくと、改善したか?と一瞬は思うものの、すぐにそれが妄想であることがわかる。... -
まえがき
なぜ子供ができないのか。その答えは単純だと思うんです。 「子供ができる体の状態ではないから」 すいませんが、男性側に問題はないと仮定して話をしています。 女性側限定の話ですが、私は40歳の体では妊娠は不可能だと考えます。実年齢ではなく...