第7話 病院の待ち時間

 セカンドオピニオンというか、違う病院を色々と調べてみた。体外受精までやってもどうにもうまくいかず、今の大学病院に問題があるとは思わなかったけれど、病院を変えることで何かわかることがあるかもしれないといわゆる「藁をもすがる思い」だった。
 東京はさすが日本で一番人口が多いだけあって、病院も多く、インターネットで検索したら、あまりに多くて目移りするくらいだった。他ではうまくいかなかった方が多く妊娠できている、というキャッチフレーズのある家から1時間以内で通いやすそうな病院を選んで早速いってみた。
 病院に入ってみてまず人が多いのに驚き。順番に名前が呼ばれる際に、在住地の県名と名前が呼ばれる。私の場合は「東京都の河島さん」。同じ苗字がたくさんあるからわかりやすいようにかと思ったが、聞いていると、東京、神奈川、千葉、埼玉ならともかく、たまに群馬とか、栃木とかがある。遠くからきているというPRも兼ねて県名をつけているのか?という気もしたが、病院にとってもそんなに遠くからくるというのは名誉なことなん
だろうし、待っているこちらとしても、そんなに遠くからも来る病院だから、すごい良い病院かもしれないと、良い想像につながる気はする。病院側の単なる自慢ではなく、双方の利害関係を一致させた配慮だと感じた。そしてさすが人が多いだけあって、なかなか呼ばれない。一応予約はとっていったのだけど、それでも2時間は待った。
 病院の待ち時間の経験でいくと、過去最長で4時間待ったことがあった。昼1時の予約で呼ばれたのが夕方の5時だった。本来5時で終わりの病院だったので、そこからは病院側もあわてていてお会計までスムーズに終わりはしたけど、さすがに疲れた。寝不足だったので4時間中で3時間近くは寝ていたので、2時間待ちくらいの感覚ではあったけど、まだ私のあとに待ってる人もいて、みんな疲労感が漂っていた。今も朝10時の予約で昼1時に呼ばれるとか、3時間待ちくらいはたまにある。病院も待ち時間まで構ってられないからこれは改善しないんだろうなあ。1人にかける時間を短くすればいいかもしれないけど、病院はさすがにそういうわけにはいかないし。
 いつもいっている大学病院も待ち時間はあるのだけれど、とにかく毎月いって同じルーティンを繰り返していると、だんだん色々なことがわかってもくる。血液検査は午前中の10時から12時にかけてがピークになって多い時で100人待ちとかになる。大学病院は早いので100人でも2時間はかからないんだけど、その時間帯はさけるようにする。午後の予約にしてもらうか、先に血液検査の予約を入れてもらって、そのあとに診察するようにもっていけば、朝9時前の比較的空いてる時間に血液検査をすませて、大学病院でも診察は1時間待ちくらいにはなるので、血液検査の結果が出るのと同時に診察になって効率もいい。
 不妊治療はとにかく毎月のように通い、時間もとられるので、いかに時間を短縮して、負担を減らすか。時間短縮くらいで気持ちは楽にならない、と思うもしれないけれど、時間配分がうまくいくと、それだけでなんだか達成感がある。よし、私って、対応が上手だな、みたいな自画自賛かもしれないけれど、それは前向きなエネルギーでもあるので、少しは楽しい気持ちでストレス解消になっていたと今になると思う。
 不妊治療は精神的なストレスも多い。いかにそのストレスを発散するか、方法は人それぞれだと思うけど是非皆さんのストレスが少しでも軽減されますように。
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