介護の計画というか、私が今までやってきたこと、これから検討していることをまとめてお伝えできればと思います。
認知症は最初と最後が大変と言われます。最初は本人も自分ができないことへの憤りもあるのか、家族の指摘に怒鳴り散らして攻撃的になったりします。病気が進行するにつれてもの静かにはなっていきますので、それが過ぎると家族は少し楽な時期があるかもしれません。もの静かな時期をうちの主治医の先生は「ハネムーン期」と言われたりします。ただそこからいよいよひどくなっていって、家中のどこでもトイレをするようになったり、外を徘徊したりと家族の手には負えない状況がきます。そういうひどい状態になってからだと施設に入れようと思っても、施設側も大変だと思うのですね。ひどい状態になる前に、施設なり対策を考えておく必要があると思います。
<認知症進行の段階>
第一段階 もの忘れ程度で自分で買い物に行ける。簡単な料理ならできる。自分でお風呂に入る。
第二段階 いつもの徒歩数分の店なら買い物は行けるが、それ以外は道に迷う。お風呂に入らなくなる。
家事全般(料理・洗濯・掃除)をしなくなる。パンやお菓子ばかりを食べるようになる。
第三段階 服を着る順番がわからなくなる。お風呂の介助が必要になる。おねしょをするようになる。
第四段階 トイレ以外のところでトイレをする。おねしょの頻度がほぼ毎晩になる。
家族に対して比較的従順になり、自分では何も考えずに言われた通りするようになる。
うちの母は現在第四段階に入りつつあるところで、正直すでに遅いのかもしれません。第四段階に入ったら、もう施設を考えるべきかと思いますので、それ以上の段階は記載を省略しています。
<介護の対応>
第一段階 一人暮らし可能。2日に1回以上の頻度でデイサービスやヘルパーさんに入ってもらう。
第二段階 一人暮らし不可。家族と同居での介護は可能。運動機能の低下を防ぐため筋トレデイサービスを週2以上。
第三段階 施設を考えても良いが、家族と同居で対応は可能。家族と同居だとヘルパーさんにきてもらえないため、
家族不在時に長時間一人にはしないよう、デイサービスか家事代行サービスで見守りに入ってもらう。
1-2泊程度のショートステイを月2-3回で併用する。
第四段階 グループホームを検討。週末は家に連れ帰って家族と過ごす等で変化を与える。
以前にサ高住から断られたというお話をしましたが、第ニ段階までならサ高住もOKだったと思います。
施設には色々ありますが、次回はそのお話をできればと思います。
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