認知の風 その33 突然の嘔吐

 それは母がショートステイに行く車の中でのことでした。母は突然喉が痛いと言い出したと思うと、大量に嘔吐したというのです。この状態ではショートステイでは預かることができないとのことで自宅に戻されたのですが、私もこの日の夕方から泊まりがけの出張が入っており、あまりに突然でかなり途方にくれました。でも途方にくれている場合でもなく、とにかく職場から自宅に戻り、母の状態を見て先の予定を決めることに。
 家に帰るとショートステイ担当の方が1時間以上ずっと母に付き添ってくれていたようで、嘔吐した母の服を着替えさせ、汚れた衣類を水洗いまでしてくれていました。嘔吐物もきちんと袋に入れて「嘔吐物処理しましたから」とのこと。嘔吐物処理とはさすがというか、こういうことに慣れていらっしゃるのはあるのかもしれませんが、この気配りと手際の良さに感動です。さらに熱を測り、37度1分と少しあがってきたということで、冷凍庫からアイス枕を出して母の頭を冷やしてくださっていたり、施設長さんが立ち寄って経口補水液を差し入れてもくださったということで、もはや母が嘔吐したということより、そのあとの対応に驚くばかりでした。母の介護にはだいぶ慣れてきたつもりですが、やはりプロの方は違いますね。受け入れてもらえないのは困ったことでしたが、おかげ様でか母はどんどん回復していって、夜にはサツマイモを食べられるまでになっていました。夜にはケアマネさんも母の様子を見に来てくれるということで、私は無事に仕事先に移動することができた次第です。翌日も急遽朝から家事代行サービスの方に来てもらえることとなり、丸1日なので2万円くらいはかかるものの、急なお願いにも関わらずこちらも大変助かりました。
 ヘルパーさんに来てほしくても、家族と同居だと家族ができることはできないとか、結局行政は大して助けてはくれないと考えていたところもあるのですが、こうして緊急事態に助けていただけて本当に有難かったです。
 ところで母の嘔吐の原因ですが、朝ご飯を食べてから2時間くらいで熱もないというで食中毒ではなく、逆流性食道炎というのか、胃があれていて胃酸が逆流して喉の痛みを起こして嘔吐したのではと推測しています。本人も眠ってもいたし動かすと嘔吐しそうで、熱もなく回復もしてきたので結局この時は病院には行かなかったのですが、少しお腹が痛いとはいっているので明日改めて病院に連れていく予定です。
 ピンチになると色々見えるといいますが、逆に良い経験になりました。
 助けてくださった皆様に。本当にありがとうございました。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次