旅行のように泊まりがけで預かってくれるのがショートステイです。うちの近所(東京都内)の場合は次のような感じでした。
<うちの近所のショートステイの場合>
1)申し込み:1カ月~2カ月前 例)2カ月前のところは4月分の利用全てが2月の第1営業日に申し込み
2)費用:1泊3万円程度だが特別養護老人ホームだと介護保険の適用により1~3割負担。
3)送迎:あり。独居の方もいるため家族不在でも対応可能。お迎えは午前中10時頃。帰宅は午後14時頃。
4)お風呂:連泊の場合は2-3日に1回対応してもらえる。
5)必要な介護:応相談でほとんどやってもらえる。
例)朝起こす、飲み薬や目薬の対応、着替えのサポート、食事やトイレの場所誘導、個別のおやつ提供等。
6)レクレーション:なし。デイサービスとの併用は不可。家族との面会や散歩等の出入りは自由。
7)部屋:個室でなく4人部屋等もあり。
*4人部屋でも個別にテレビをつけることは可能だが、テレビはロビーで見る方が他の方と話もできてお勧め。
8)必要な準備:着替えや歯ブラシ等の旅行時と同じ。タオル類は準備不要。衣服は借りることも可能。
*持ち物はカバンも含めてすべて名前を書くのが基本で、事前に持ち込み品としてすべてリストに記載が必要。
良かった点は、うちの場合は介護保険が1割負担のため、まずは1泊3千円という安さで泊まれたところです。家事代行サービスをお願いするより長時間なのに安いですよね。母がたまたま直前に目に傷ができてしまって目薬を1日4回さす必要があったのですが、正直家だと平日は1日4回目薬なんて不可能です。朝と晩の2回が精いっぱい。ショートステイだとそれも対応していただけてとても助かりました。
母は結構よく食べるのでおやつにクルミ等のナッツを渡していたのですが、それも毎日3時に規定のおやつに追加して出していただけたようです。他の方にあげてしまうとアレルギーとか問題になる場合があるので、おやつは施設に預けて、決まった時間に出していただくという方式でした。以前に認知症という病気の予防には血糖値を急激に上げないことが大切とお伝えしたことがあると思うのですが、朝起きた一番空腹のときにまず豆乳を飲んでもらってから朝ごはんという形にしたくて、朝の着替えの時に豆乳1本の提供もお願いしたところ、こちらも快く受けていただけました。おやつにミカンを渡そうともしたのですが、生ものはダメでしたね。確かに何の細菌がついているかわからないので当然ですかね。逆にしっかりしていただけていると感じて安心でした。
レクレーションが何もなくてただ泊まるだけで暇かなあとも思ったのですが、他のショートの方もいるし、家と違う広い建物でお庭なんかもあったりするので、短期間だと飽きずに過ごせるように思います。うちの母の場合には他の方とのお話で盛り上がれたようですしね。
気になった点は、持ち物全部に名前を書くのが面倒ではありました。シャツとかタグに書いたりするのですが、油性マジックだとにじんでしまって見えないとか、書く場所も結構悩みました。靴下とか足の裏に書いてみたのですが、布なのでなかなかうまく書けませんでした。カバンは100均で名前を書ける札を買ってきてつけたりしました。4泊5日ということもあって準備にはすごく時間がかかりましたね。4人部屋と聞いていたので、ベッド横の台とかも狭いだろうから、暇つぶしの雑誌とかを立てて置くように雑誌入れなんかも準備したり。こういう時は100均って便利で、中身が見えるメッシュになった袋とか、歯ブラシとペンなんかを分けて立てられるプラスチックのケースとかも買いました。歯ブラシや歯磨き粉、コップなんかをまとめていれるプラスチックのかご(写真)も買って、次回以降もこのかごを持っていけば、衣服以外はお泊りセットは全部揃っているという形にしました。
気になった点はこの持ちものの名前とリスト化が面倒くさかったくらいで、あとはほんとに良い点ばかりでした。こうやって1度良い実績ができてしまうと、施設側も受け入れ易いと思ってくださるのか、2月以降も月1~3回と定期的にとっていただけました。
年末年始はおかげ様で近場でしたが2泊3日で私も旅行に行ってリフレッシュできました。少し離れると一緒にいるときに優しくしてあげようとも思えるので、とてもよかったと思います。介護で苦労されている方がいらっしゃいましたら是非ショートステイはお勧めです。
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