ブラッシュアップライフ

 テレビドラマの話です。今冬のドラマも色々見ておりましたが、ブラッシュアップライフが素晴らしいー。こんなに普通に幸せなドラマって見たことがないかもしれないです。
 事故で亡くなってしまった主人公(あーちん)が人生を一からやり直すという、生まれた赤ちゃんの時から前の記憶を持って人生をなぞっていくというドラマで、あーちんは合計で5回も人生をやり直します。1周目は地元の市役所勤め、2周目は薬剤師、3周目はテレビのディレクター、4周目は医者と、最初は生まれ変わりをおもしろおかしく描いているだけかなと、何を描きたいのか、このドラマはどこに向かっているのかがさっぱりわからず、7話まではなんとなーく見ていましたが、8話で急展開というか、やっと意味がわかりました。
(これからこのドラマを見られるという方がいらっしゃいましたら、特にこの先は見てから読んでくださいね。)
 最後のやり直しとなった5周目。もう1人あーちんより1周長く人生をやり直している友達(まりりん)と2人で協力して、生まれたときから2人の友達(なっちとみーぽん)の命を救うというたった一つの目的に向かって進んでいきます。そのために、あーちんとまりりんは、なっちとみーぽんと仲良くなるタイミングを逃してしまい、一緒に過ごすこともできず寂しい思いもしながら、それでも頑張って見事に目的を成し遂げます。誰かのために頑張る主人公っていうのは、どのドラマや映画でもある話で、このドラマも同じではあるんですが、それがごく普通のようにあっさりと描かれているんですよね。なっちとみーぽんは飛行機事故で亡くなってしまうんですが、その事故を回避するため飛行機の航路を変更しようと、パイロットになるんです。それほど頭のよくなかったあーちんとまりりんなのに、小さい頃から猛勉強して体を鍛えるわけです。生まれ変わるという自体が普通ではないんだけど、そういう設定以外はとにかく全てがとても普通。そのせいかどのせいか、感情移入がしやすいのか、すごく主人公を応援したくなるし、その喜びを自分のことのように感じられました。
 そして悲願の飛行機事故を食い止めるという目的を達成したあと、一緒に目的を成し遂げたまりりんから「あーちんはさ。次に生まれ変わるときは何がいい? やっぱり人間?」と聞かれ、「そりゃ人間ならうれしいけど、もう170年人間やってきたから、絶対に人間がいいってことはないかな。知らない場所で人間に生まれ変わるより、他の生き物でもいいから地元に生まれ変わりたい。」目的を達成したあと、パイロットをやめて元の市役所勤務に戻り、まりりん、なっち、みーぽんの3人の友達と過ごす人生をまっとうするあーちん。人生の全てをかけた大きな目的はこの友達との普通の日常を取り戻すためで、この友達との日常が何より幸せだと疑うことなく思える、それをなんて幸せなんだろうと私も感じました。
 何が幸せか?は永遠のテーマだと思います。その一つの形「人間じゃなくてもいいけど、地元に生まれ変わりたい。」何気なく繰り返される日常、友達との笑顔に囲まれた生活、これが何より幸せだって言いきってくれたことに勇気すらもらった気分です。Hello againをバックに4人の笑顔を見て、私も一緒に幸せな時間を過ごすことができました。
 たくさんの笑顔と幸せをありがとうございました。
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