以前にパワハラを受けたことがあると書きました。最近カスタマーハラスメントをよく聞きますが、今なぜハラスメントが多いのかについて少し考えてみました。
結論としては、人間関係が希薄になっているのと、ストレスが多いことが大きな原因ではないかと思った次第です。
昔セクハラまがいのことを言われたことって何回かあるんですよ。でも冗談ですむ範囲というか、言われてうれしくはなかったですが、傷ついたということもなかったです。でももし今の上司から同じことを言われたら、ものすごくイヤだと思う、結局それは相手との関係性の問題なんですよね。特別に好きと思っている相手でなくとも、会社で仲間と思っている人となら信頼関係があります。信頼関係がある人からなら何を言われても平気です。逆に信頼関係がない人からだと大したことでもないのに不快に思う。
人って表面の言葉だけで会話をしないものだと思います。その言葉の裏にある思いを感じとる。そこに悪意があるか善意があるか。善意があればどんなにひどい言葉でも問題ないはずなんですが、それを善意だと理解できるかどうかは相手の関係性によるということです。平たくいって言葉の奥に愛があるかどうか、その愛を感じられるかどうかですかね。
もう数十年前のことになりますが、会社に入社したとき、直属の上司が人の悪口や陰口ばかり言う人でした。大学時代までは気の合う仲間としか過ごしてなかったせいか、悪口を言いあうことなんてほぼなくて、とてもカルチャーショックを受けたことを覚えています。以来、会社とはこういうものかとお金を稼ぐための場所と割り切ってやっていましたが、数年してチームで仕事をするようになって、気の合う仲間とも出会えて、みんなで苦難を乗り越えて信頼関係を築くことができました。そういう世界ではハラスメントなんてないんですよ。勿論意見が食い違って喧嘩になることもありましたが、お互いを尊重する気持ちを忘れたことはなかった気がします。
そして今、周りを見回してみたときに、勿論気のあう人はいるんですが、かなり少数というか、基本的にはお互い必要以上に踏み込まないように接しているというのか、なんとなくですが人間関係を作らないようにしようという風潮ってありませんか? みんな自己防衛本能が強く守りに入っているのか、できれば一人で仕事をしようとする人が多いように思います。いる人間は変わらないのに信頼関係はできない。婚姻率が下がっているのも人と関わらないからではないかと思います。関わらないから相手のことがわからず人間関係がうまくいかず、ストレスが多くなって余計悪循環なんですよね。
ではその原因はなんなのか。一人でなんでもできる時代になってきた、ネットやゲームや直接人と関わらずに楽しめることが増えてきた、ハラスメントと言われ過ぎて他人への警戒心を強めるしかなくなってきた、色々あるでしょうね。正直原因はわからないし世の中を大きく変えることも難しいと思います。
ではどうしていけばいいのか。いきなり信頼関係を作りましょうといってもそりゃ無理だと思うのですが、お互いに言いたいことは言えるというところまでなんとかいけないかと思うのです。そのためにはまず自分が言いたいこと言う。例えばイヤな仕事を言われたら「わかりました、やります。正直やりたくない仕事ですけど。」としっかり言ったりします。それで離れていく人もでるかと思うのですが、残る人もいると思います。その残る人とは信頼まではいかなくとも、言いたいことが言える関係まではきっと作ることができます。そうするとその人との間でハラスメントはなくなるのだと思います。できるだけ人間関係でストレスなく過ごせるよう私もやっていきたいと思います。
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