昨日コキンチョウという鳥を保護しました。保護したっていうのが適切かはわかりませんが、道端で見つけて捕まえました。 夕方5時頃に買物から自転車で帰ってきたところ、道の角のところの花壇の隅に鳥がいたんですね。最初はスズメか何かかと思ったのですが、鮮やかな赤色が目に入ってきました。ん? スズメじゃない? よく見ると、紫や黄色や緑も入っていてすごいカラフルできれいなんです。おかしい。絶対おかしい。すぐにどこかのおうちで飼われていた鳥だとわかりました。おいでと手を伸ばしてみると、逃げはするんですが、20㎝くらいのところまで手を近づけられます。人なれはしている感じがしました。そして何をしたいのか、地面に降りるんですが、動きも遅い。これは間違いなく猫に捕まると思い、このまま放置するのはマズいと思い、気がついたら両手で鳥を捕まえていました。 ただ捕まえたのはいいんですけど、どうしよう、とりあえず家に持って帰るしかないか、と途方にくれていたところ、ご近所で鳥を飼われている方がたまたま通りかかってくださり、ご好意で「うちの鳥かごにとりあえず入れる?」と言って下さり、そのお言葉に甘えることにしました。鳥かごに入れてもらったところ、お腹が空いていたのか餌を食べて水も飲んで、とりあえず元気な様子でした。 最初はなんの鳥かもわからず、「カラフルな鳥」でネット検索してみたところ、すぐヒットしてコキンチョウだとわかりました。ただオーストラリアの暖かいところで暮らしているので、少し飼育も難しく25℃の環境で飼育するそうで、15℃を切ると元気がなくなり、10℃を切ると生死にかかわるとのことです。今の季節朝晩は結構冷え込むので、うちにあったペットヒーターを持って行ったりしました。鳥を飼われている方なので当然ヒーターはお持ちだったので使わなかったですが。 実は以前にスズメの雛を保護したことがありました。残念ながら助けられなかったのですが、そのときも冷やしてはいけないということで、ペットヒーターの上にティッシュの空き箱を置いて巣の代わりにしていたりしました。あのときのことが思い出されて、このコキンちゃんには元気で飼い主さんのところに戻ってほしいと心から思いました。 さて、では飼い主さんの元に戻すのにどうしたらいいか。6時も回ってしまっていて保健所に電話は通じないしと思っていたところ、ご近所の方に「とりあえず警察に電話してどうしたらいいか聞いてみたら?」とアドバイスをいただき、早速110番してみました。 110番すると、お決まりのセリフ「事件ですか、事故ですか?」。「コキンチョウという珍しい鳥を保護しまして、飼い主さんに返してあげたいんですが、保健所ももう電話通じないしどうしたらいいかと思いまして。」というと、すぐに来てくれるとのこと。あら、意外と親切というか、警察ってそういうもんなんですかね。警察の方も「コキンチョウですか? それは大きい鳥ですか?」と、なんじゃそりゃ?感は満載でしたが、40分くらいできてくれましたかね。結果「拾得物」として、警察署に引き取られていきました。ちょっと心配だったので「寒さに弱いそうですよ。15℃切ったら死ぬそうですから、温度管理は気をつけてくださいね。」と今調べたばっかりの知識のくせに、おまわりさんに向かってなんだか偉そうにいっぱい言ってしまいました。過去、駐車違反とか切符を切られたこともあり、警察ってムカつくー!みたいに思っていたこともあるくせに、人間はゲンキンなもんで、こういう時は「お願いします!」ですもんね。いやはや。 拾得物ということで、保管期間が3ヶ月と決まっているそうで、3ヶ月経って飼い主が現れなかった場合には、私はその所有権を主張することができるんだそうです。平たくいうと、私がもらっていいってことですね。ただわからないのがもらわないとどうなるかです。これがお財布を拾って届けた、となれば、3ヶ月経って持ち主が現れず、拾った人がいらないといえば、お金は国に寄付?されるようなんですが、なにせ相手は生き物です。警察が新しい飼い主さんを探してくれるわけでもないけど、殺処分されることが決まっているということでもないようで、どうなるかわからないそうですが、乗りかかった舟なんだから、万が一飼い主さんが見つからなければ、私が引き取って、私が新しい飼い主さんを見つける、そこまでするのがスジだなとは思い、権利を主張することにしました。ただそれも飼い主さんが見つかったとか見つからなかったとか、警察から私へは何も連絡はくれないそうなんですね。私は名乗るつもりもないし、飼い主さんのお名前も教えてくれなくていいとはいったんですが、無事に飼い主さんのところに戻ったという状況だけは教えてほしいなと、そのへんはちょっと不親切だなあと思いました。3ヶ月経ったときに私から警察に電話してどうなったか聞いて、もし飼い主さんが見つかっていなければ、私が引き取りますとその一定の期間内にいわないといけないそうです。お役所仕事だからしょーがないとは思いますが、日本の法律もまだまだってとこでしょうか。 とはいえ、こんなにきれいなコなので、きっと飼い主さんは必死に探しているだろうと思っています。おまわりさんもこのコならすぐに見つかると思いますと言われていました。 連れて行かれるときに、コキンちゃんの入った鳥かごを持ちあげて「では、パトカーにお連れしますね。」といったのがなんだか面白かったというか、丁寧でよかったです。最近は動物愛護が浸透してきているんですかね。 コキンちゃん、幸せになってね。
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