認知の風 その28 水分摂取

 「認知症の方は水分をとる量が少ない傾向がある」という説を聞いたことがあります。真偽のほどはわかりませんが、一般的に水分はとった方がいいわけですし、血流に関わるとも思うので、あながち間違いでもないのかもしれません。 
 認知症とは無関係のようですが、最近母が食事中に水分をよくとるようになってきました。以前はトイレに行きたくなるからという理由からあまり水分を摂りたがらなかったので、良い方向ではあるわけですが、なぜ変わったのか不思議でした。
 水分をとるのは食事中だけです。どうも飲み込む力が弱くなってきているのか、水分で食べ物を流し込んでいるようでした。勿論口の中に入れてある程度は噛むわけですが、なかなか口の中から食べ物がなくならず最後はお茶やお味噌汁で流し込むわけです。デイサービスで口腔ケアもしてはいただいているようですが、年齢とともに衰えるのはやむを得ないですかね。口腔ケアって初めて聞いたときには、なぜそんなことが必要なのかと思ったくらいでしたが、改めて大切さを確認しました。お肉のスジとかが飲み込めないのは当然としても、ホウレン草の繊維を飲み込めずに出します。繊維は小さな1cm角くらいのサイズの塊で口から出します。小さくて柔らかいのにそれが飲めないようです。
 もともと母は食べるのが遅いです。それは昔からで、食べるのが遅い理由は何も食べずにテレビを見るのに夢中になっていたり、話をしていたりすることが大きいのですが、口の中で噛んでいる時間が長いのも理由の一つかと最近わかりました。なぜ噛む時間が長いかというと、それはなかなか飲み込めないからですよね。
 30回噛むとかいいますが、私は10回くらいとかで飲み込んでしまいます。10回は噛むのが少ないのでしょうが、すぐに飲み込みたくなってしまうというか、それがクセなんでしょうね。私は少なすぎて、母は多すぎて、適度に噛んで飲み込むって案外難しいものかもしれないですね。
 水分をとる量が増えたのはいいものの、食べ物を流し込んでばかりだとさらに飲み込む力が弱くなってしまうので、今日はお昼の焼き飯を3口くらいは水分なしで食べてもらうようにしてみました。水分は口の中にほぼ何もなくなってからとってもらいます。私がいて気がついたときには、喉につまる心配のないものなら可能な範囲で水分なしで飲み込んでもらうようにしていこうと思います。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次