認知の風 その10 運動

 認知症というかどんな病気に対しても大切なことは、「食生活」と「運動」かと思います。今日は運動のお話。
 母が東京にきて、介護保険の申請でまず地域センターに行ってみました。地域センターは比較的家から近いところにあったので、平日にお休みをとって行ってみたところ、比較的空いていてすぐに手続きをしてくれました。地域センターでケアマネージャーさんは男性女性どちらがいいかと聞いてもいただけて、以前は女性だったんですが、男性の方が母が一歩ひけて逆にいいかと思い男性でお願いしました。それから2時間後くらいですか、担当地区のケアマネージャーさんからすぐにお電話をいただき、すぐに自宅訪問にも来ていただけました。
 まずケアマネさんから提案いただいたのはデイサービスでの運動です。今はジムに行く方も多くて個人にあったプログラムなんかを提案もしてくれると聞きますが、デイサービスもそういう感じです。母の場合だと腰が痛くて少し背中が曲がってきているので、姿勢をよくして腰痛をとることに重点を置いた運動やマッサージをしてくださるということでした。
 ところが母がデイサービスを嫌がるんですよね。実家の時もそうでした。お迎えにきてくださった方が30分かけて説得してやっと家を出るなんてこともあったり、自分で朝から「今日は行きません」と電話をかけてみたりとなかなか苦労しました。行ったら行ったで自分のことをバカにしてるスタッフがいるとかなんとか、まあ文句が絶えません。行ったら楽しくやれてるみたいなんですけどね。いやだといって構ってほしいだけなのかもしれませんけどね。私がお出かけしようというと、だいたい第一声はイヤがったりするんですが、数分経つとでかける準備をしていたりしていくことになります。素直に行きたいということをプライドが許さないのかもしれないですね。こっちはたまったもんじゃないんですけどね。
 こちらでは1回目2回目は私も家にいて、はい、行った行ったと追い出して行ってもらいまして、行けば楽しいようではあるんですが、それでも迎えにきてもらったのに行かなかったときがあったりして、周りの人に迷惑かけるな!と散々怒ったこともありましたが、今はすっかり慣れて逆に楽しんでくれてるようでよかったです。
 今は週2回のデイサービスですが、このおかげでだいぶ足の筋力なんかもついてきたし、食欲があがっているのもこのせいだとも思うのですね。運動は脳への刺激にもなるでしょうし、母が健康を維持できているのはこのデイサービスでの運動がとても大きいと思います。脳トレも大事ではあると思いますが、まず体を動かしてもらう。家でずっと座っているのは体に悪いですから。これからもデイサービスは続けてもらいたいと思っています。
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