認知の風 その6 リコード法まずは朝

 デールプレデセン氏の「アルツハイマー病 真実と終焉」を読みました。専門用語が多くて難しくて、図書館で借りたんですが2週間ごとに延長延長を繰り返し、3か月かかってやっと読み終わった次第です。内容も正直全部は理解できていないと思いますが、自分なりの形でやってみることにしました。
 まえがきにも書いたように思いますが、とにかくインスリンがアミロイドベータを分解している可能性があるとのことで、インスリンの調整が非常に重要です。とにかく「糖」ですよ「糖」。血糖値を急激に上げるというのが一番よくない。空腹が一番ひどいのは朝起きたときじゃないですか。デール先生が書かれている「毎朝起きて、甘いパンを食べ甘いジュースを飲む。そういう生活を続ければ誰でもアルツハイマーになれます。」というのがとにかく印象的でした。
 では朝起きてまず何を口にするか。デール先生はレモン水が一番いいと書かれていましたが、別の意見として空腹時に酸を入れると、胃酸の分泌がおかしくなる可能性があるとも聞きます。薄いレモン水くらいで胃は荒れないとは思ったのですが、レモン水だと胃にたまらないから、レモン水を飲んだあとすぐには糖は食べられないよなあと思ったんですね。ある程度お腹にたまるものがよいのではないかと。
 ということでまずは野菜ジュースから始めてみることにしました。野菜ジュースも案外甘いものが多いんですが、小岩井の野菜ジュースが糖質5%程度で美味しかったので、これだ!とヘビーユーザーになっています。最近スーパーでこの小岩井の野菜ジュースがよく売れているんですけど、皆さん考えることは同じなのかしら?なんて思ったり。
 ただ野菜ジュースはトマトが多いんですね。のちになってトマトを空腹時にとるのも酸の問題でこれまた胃に負担がかかるという話も聞いて、今現在は豆乳を飲むようになりました。豆乳を飲むようになるのはまだ少し先の話で、まず野菜ジュースを飲んだあと、野菜や卵から食べ始め、おかずを半分以上食べてからパンを食べてもらうようにしました。
 それと、これはリコード法からではないのですが、タンパク質を多くとる方が良いとインターネットに掲載されている別の先生の意見を目にしました。母の体重だと1日40g、肉や魚にして1日200gは食べてもらわないといけない計算で、単純に1日3食で割ったとして1回の食事で70gになります。卵1個が50gくらいなので、卵1個だとちょっと少ないかなと、当初はハムやベーコンを追加していました。ところがハムとベーコンも亜硝酸ナトリウムが入っていて良くないと聞き、鶏もも肉を焼いて、1切20gくらいを毎朝出すようにしました。鶏もも肉は毎週末に1枚を焼いてカットして1回分ずつラップして冷凍しています。胸肉を使おうかとも思いましたが、パサパサで美味しくないと母に不評だったのでもも肉になりました。もも肉にすると少し油は増えますが、それ以外、栄養価的にはあまり変わらないようです。
 リコード法には夕食から次の日の朝食までを12時間以上あけるというのもあって、母は比較的に遅くまで寝ているので、これは特に苦労もなく実行ができました。
 ①血糖値を急激にあげない。②夕食から次の日の朝食まで12時間以上あける。③タンパク質を多くとる。
 まずはこの3つの実践でしたが、これだけでも効果はあったと思います。診断を受けてから2年以上が経過して始めたことでした。
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